空調のサービスの仕事をしていて、よくお客様が勘違いされている事柄があります。
それは、『エアコンを運転していると空気が綺麗になる』です。
エアコンの室外機から室内機に空気を送っていると思われている方も多いのではないでしょうか。
確かに、高機能の機種によっては空気清浄機能や、換気機能を備えているエアコンも存在しますが、一般的にそうでないものが大半を占めると思います。
昨今のコロナ禍の影響で、換気への注目が集まっています。こまめに窓や扉を開けて換気するのは勿論、換気ができるルームエアコン・空気清浄機・業務用高機能換気機器・ウイルスが除去できるエアコンフィルター等、各メーカーが様々な新型コロナウイルス対策商品を販売しておられます。
ご興味のあるお客様は、弊社スタッフまで是非お問い合わせ下さい。
<推奨される換気の方法>
①機械換気(空気調和設備・機械換気設備)による方法
・ビル管理法における特定建築物に該当する商業施設等については、ビル管理法に基づく空気環境の調整に関する基準が満たされている事を確認し、満たされていない場合、換気設備の清掃、整備等の維持管理を適切に行う事。
・特定建築物に該当しない商業施設等においても、ビル管理法の考え方に基づく必要換気量(1人あたり毎時30㎥)が確保出来ている事を確認する事。
必要換気量が足りない場合は、一部屋あたりの在室人数を減らす事で、1人あたりの必要換気量を確保する事も可能であること。
②窓の開放による方法(自然換気)
・換気回数(※)を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度窓を全開する。)と、すること。
※換気回数とは、部屋の空気が全て外気と入れ替わる回数をいいます。
・空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放する事。窓が一つしかない場合は、ドアを開けること。